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​Matsuhashi
Masataka
Exhibition
in MOGURU

Masataka Matsuhashi | Two Tathagatas
松橋正高|ふたつの如来

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左抽斗:「阿弥陀如来」2019年、薄美濃紙に油彩、作家像

​右抽斗:「ひつじ如来」2019年、薄美濃紙に油彩、作家像

この度、潜ルBLDの1F-a,bスペースにて、山形県長井市を拠点に活動するペインターである松橋正高の作品をご紹介します。

 松橋正高は、1983年に青森県八戸市で生まれ、東北芸術工科大学で絵画を学びました。卒業後は郷里に戻り、アルバイトの傍ら制作を続けてきましたが、2019年より長井市に拠点を移しました。

 松橋の作品は一貫して、丁寧に作られた自作の木製パネルに、白亜地を施した平滑な支持体に油絵具で描かれています。明るく不透明な色彩で幾度となく塗り重ねられた画面は抵抗感を帯び、その菱形の構図や分厚い額縁も相まって、〈窓〉のように奥行きを感じさせる絵画の在り方とは真逆の物質感をまとっています。今回ご紹介した2点についても、その意味深なモチーフについて、こちらがメッセージや解釈を得ようとするほどに煙に巻かれるように感じ、作品世界に入り込むことを許さず、ただ「そのもの」と対峙することを求めているようです。

 抽斗の中に仰向けに置かれた作品をのぞき込むと、水面に映る自分を見るように何も答えず、見透かしたようなまなざしを向けています。自作について「鑑賞者と画面との距離感を表現したい」と語る松橋の言葉のように、作品と対等な関係で向き合うひと時をお過ごしいただけましたら幸いです(潜ル主催:後藤拓朗)。

​〈参考〉

長井市のスペース"kosyau"での展示(アメフラシウェブサイトへ)

https://ame-furashi.com/story/news/r73x2bwry?isEvent=false